【3月14日 MODE PRESS】アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のミューズであり、60年代ポップカルチャーの華だったイーディ・セジウィック(Edie Sedgwick)。28年という彼女の短い生涯を軸に、当時の空気感を忠実に再現した映画『ファクトリー・ガール(Factory Girl)』が4月に公開される。

■シエナが伝説のミューズを熱演

 イーディに扮するのはシエナ・ミラー(Sienna Miller)。ガイ・ピアーズ(Guy Pearce)がウォーホルという難役に挑み、ロックスターのボブ・ディラン(ビリー)をヘイデン・クリステンセン(Hayden Christensen)が演じた。監督はジョージ・ヒッケンルーパー(George Hickenlooper)。

■時代に愛されたファッション・アイコン

 60年代ニューヨーク。ポップ・アートの旗手、アンディ・ウォーホルはパーティーで魅力的な女の子と出会う。彼女は名家の令嬢イーディ・セジウィック。痩せた身体に大きな瞳、印象的なアイメイク、自由気ままに振る舞う彼女をウォーホルはたちまち気に入り、自身のスタジオ「ファクトリー」に招待する。

■栄光、恋、そして転落

 ウォーホルの映画やヴォーグ(VOGUE)誌等で注目を浴び、ポップカルチャーのアイコンとして時代の寵児となるイーディ。だが、“ビリー”との恋をきっかけに、彼女は「ファクトリー」を離れ、破滅への道を歩み始める…。

■よみがえる60年代の輝き

 劇中では、当時の「ファクトリー」を知る人物への綿密なリサーチから、60年代のスター達が確かなリアリティーを持って描かれる。愛を求め続けるイーディの孤独、コンプレックスを抱えたウォーホルの内面、ポップカルチャー全盛時代の熱気。シエナが着こなすファッションと共に、60年代のうねりを再発見したい。(c)MODE PRESS

公開情報:4月19日よりシネマライズ他、ロードショー