2007年12月10日、東京・南青山のコスチュームナショナル(CoSTUME NATIONAL)ブティックで開かれたパーティーに出席したデザイナーのエンニョ・カパサ(Ennio Capasa)。(c)MODE PRESS
【12月12日 上間常正】コスチュームナショナル(CoSTUME NATIONAL)のブランド創立21周年を記念するパーティーが10日、東京・南青山のショップで開かれた。デザイナーのエンニョ・カパサ(Ennio Capasa)も来日、最新コレクションのプレゼンテーションと彼自身のレーベルでの経歴とデザインをまとめたフォトグラフィックジャーナル『21』を紹介した。
■08年春夏コレクション「インド旅行がきっかけ」
コスチュームナショナルの08年春夏コレクションは、インドの民族衣装のテーストがモチーフ。サリーを変形したドレスなどもあるが、素材選びや色の使い方にその影響が強くうかがえる。軽いオーガンディやクレープ素材の重ね方や、淡い黄や赤、コーラルなどの強烈だが渋い色調は、これまでのコレクションでは見られなかったものだ。カパサが追求してきた黒中心のミニマルでエッジの効いた造形と、インドの奥の深いナチュラルな感覚が今回は幸福な出会いをしたように見える。
「新作構想の前に、インドのゴアに旅したのがきっかけだった」とカパサは語った。サリーの形や色などに興味をひかれたが、もっとインスパイアされたのは、自然と深く関わっているようなインドの精神的な雰囲気だったという。「もともと僕はしばしば瞑想をする習慣もあったし、今はみんなが立ち止まって瞑想してみることが必要な時代になったのではないかと思った」
■ラッキーナンバー『21』
『21』は、大型版で246ページの写真集だ。カパサのデビュー当時の写真や最近のランウエイでのショーのほか、ピーター・リンドバーグ(Peter Lindberg)やユルゲン・テラー(Jurgen Teller)らトップフォトグラファーが撮影した作品、ジャーナリストによる作品分析や、セレブリティーや友人らかのコメントも集められている。「この本の制作作業は僕にとっても新たな発見に満ちたものだった」とカパサ。
ところで、なぜ『21』なのか? カパサは「1と2は僕のラッキーナンバーだったから」と説明してくれた。自身の誕生日は12日だが、父を兄は21日、ブランドの工場やアメリカのショップの住所も21番地など、記念すべきことには多くが数字の1と2に絡んでいるのだという。
「それにイタリアでは男性の成人年齢は21歳。コスチュームナショナルも僕もやっと大人になったというわけです」
『21』はフランスのアスリーヌ(Assouline)出版社から今年9月に発売され、日本では南青山のショップで取り扱っている。(c)MODE PRESS


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