東京・東銀座で開かれたエミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)ブランド創立60周年記念パーティーに出席したデザイナーのマシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)(2007年11月14日撮影)。(c)MODE PRESS
【東京 21日 上間常正】一夜限りの華やかな“プッチワールド”――ブランド創立60周年を迎えたエミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)が14日、東京・東銀座で記念パーティーを開いた。プッチの歴史的なプリント柄の巨大なバルーンがゆらめく会場に、内外のセレブら600人を超す客が詰めかけた。
■ジェラール・ショローがインスタレーションを担当
会場は地下鉄東銀座駅近くのADKスクエア。一階のエントランスホールから吹き抜けの空間に、お馴染みのプッチ柄バルーンがいくつも重なり合う趣向だ。抜けるように明るい色彩と軽やかな浮遊感が楽しく競い合っているような感じを受ける。このバルーン・インスタレーションを担当したフランスの空間デザイナー、ジェラール・ショロー(Gerard Cholot)は「動きなしではプッチの世界は表現できないと思った。それで風船のアイデアが浮かんだ」と会場で語った。
■「ライフスタイル全体を提案」
ショローの発想の発端は、エミリオ・プッチのイメージディレクター、ラウドミア・プッチ(Laudomia Pucci)との初対面で、「彼女のスカートが軽やかに揺れていたのが印象的だったから」。そのラウドミアは、こう語る。「バルーンにつるした布はプッチでお馴染みのシルクジャージ。フェミニンでカラフルでフレッシュで、プッチそのものね」。会場にはカッペリーニとコラボしたソファも置かれていた。「私たちは、ライフスタイル全体を提案しているブランドだから」という。
■「ファンタジー」と「色彩」
会場には、06年からクリエイティブ・ディレクターを務めるマシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)も姿を見せた。エミリオ・プッチの最新の08年春夏コレクションでマシューは、田舎の少女が旅を通してゴージャスでフェミンンな女性に変貌する成長物語を描いた。シンプルで流れるようなシルエットにのせた躍動的なプリント柄が印象的だった。
「プッチのアーカイブには、女性の美しさを引き出すあらゆるファンタジーと色彩がある。僕の役目はそこに新しい解釈を付け加え、その可能性を広げること」とマシュー。今回はそのテーマを、「ナバホ族の絵柄」「日時計」「流れ星」、そして「カジノのネオンのきらめき」をイメージしたプリント柄で表現したのだという。
■同じ伝統と美への思い
60周年記念パーティーは、まず創設者の生誕地フィレンツェで開かれ、次に選ばれたのが東京だった。ラウドミアは「エミリオ・プ
ッチにとって60周年という瞬間を、伝統と美を愛するイタリアと日本が分かちあえた。こんなに素晴らしいいことはありません」と語った。(c)MODE PRESS










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