【10月24日 MODE PRESS】これまでサーフボード、テニスボール、スキー板など数々のスポーツ用品を手掛けてきたシャネル(CHANEL)から、人間工学に基づき設計された8段変速のモードな自転車が登場した。

 創始者ココ・シャネル(Coco Chanel)のスポーツへの愛情を示すように、08年春夏コレクションの一部として発表されたこの自転車は、ひとつひとつ手で仕上げられたもの。ロゴ入りのキルティング・レザーがアクセントになっている。

 高級百貨店バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)、ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)、米国のシャネルブティックなどで12月から販売される。価格は1万3595ドル(約155万円)。

 ココの肉声を作家ポール・モラン(Paul Morland)がまとめた回想録『L’Allure de Chanel』の中には、彼女のスポーツへの想いが綴られている。「私は自分のためにスポーツウェアを作りました。周りの女性がスポーツをするからではなく、私自身がスポーツをしていたからです。1914年当時、スポーツウェアと呼べるようなものはありませんでした。ウエストラインは低い位置にあって、お尻や足や至る所が窮屈そうでした。だから、ジャージー素材を使った服を作って服から体を解放したんです」(c)Fashion Week Daily/ MODE PRESS