【東京 21日 MODE PRESS】昨年から流行の兆しをみせていたくるぶし丈のブーツ「ブーティ」が、秋冬アイテム展開開始と同時に順調な売れ行きをみせている。絶妙な丈の長さが生む新鮮なバランス感とバリエーションの豊富さ、また同色のタイツと合わせると足長に見えることも人気の理由のようだ。

■バリエーション多彩

 07/08年秋冬シーズンには、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、シャネル(Chanel)、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、ミュウミュウ(Miu Miu)、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)などの様々なブランドがブーティを発表。ひと括りに「ブーティ」といっても、足首が折り返しになっているものや、ボタンなどでアクセントを加えたもの、前面に深くスリットを入れたものなどデザインは様々。素材も、光沢感のあるエナメル・パテントから、スウェードやヌメ革、型押しクロコ、メタリック素材と多彩だ。

■パンプス感覚で

 都内の百貨店や専門店にも、様々な価格帯のブーティが並ぶ。はじめからブーティ目当てで靴売り場を訪れる人も多く、都内の百貨店販売員は「まだ暑さも厳しいけれど、ブーティは他のブーツと違ってパンプス感覚ではけるので試着をすすめやすい」と語る。「自分でも一足買ったけれど、何にでも合わせやすい。来年の春まで長く活躍させたい」

■昔の服も「今年風に」

 ブーティをこれから購入する予定だという20代の女性は「ロング丈、ふくらはぎ丈、ショート丈…たくさんブーツを持っているが、くるぶし丈はなかった。クローゼットの中の服を、今年風にみせてくれそう」という。「一足目だから、合わせやすい黒のシンプルなブーティが欲しい」
 
 スリムなシルエットの膝丈スカートに合わせてクラシックな気分を演出したり、マスキュリンなテーラード・スタイルに合わせたり、ビタミンカラーのミニドレスに合わせて元気に着こなしたり。今年は「ブーティ」で、足下から秋冬モードを取り入れてみたい。(c)MODE PRESS