イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)とダイソン(Dyson)のコラボレーションイメージ画「dyson root apoc」。(c)ISSEY MIYAKE
【東京 10日 上間常正】秋のコレクションシーズンに向けて、イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)は08年春夏コレクションのテーマは「THE WIND(風)」と発表した。すでにテーマに沿って、英国の掃除機メーカー、ダイソン(Dyson)の創業者ジェームズ・ダイソン(James Dyson)とのコラボレーションの作業が進んでいるという。
この時期にテーマを公表するのは異例のこと。過去にもプロダクトデザインの手法に関心が深かったイッセイミヤケだけに、今回はその歴史に新たな一例を加えることになる。
■風を見つめる
なぜ「風」か? 風を見つめることは、「自然を意識すること。私たちを取り巻く空気の流れや環境を考えること」なのだという。そこから、「体の中を風が通り抜けるような軽いコートなど、風と戯れるさまざまな服が生まれてくる」
コレクションを作るためには、風の専門家が必要だった。リサーチの末に選ばれたのが、革新的なクリーナーの開発を通じて空気の流れをデザインしたダイソンだった。彼は15年かけてサイクロン技術を用いた常識を覆すような掃除機を完成し、同時に現代の「用の美」ともいえる美しいデザインに結実させた。
■機能性にも期待
すでにトワールの段階では、ダイソン社の掃除機のさまざまな部品を取り込んだ斬新なフォルムの服の試作が出来ているという。服はデザインだけに限らず、コラボレーションを経て新たな機能性も組み込まれることになるだろう。
■舞台セットでもコラボ
ジェームズ・ダイソンは、1947年英国生まれ。美術やデザインを学び、79年から紙パックを使わないクリーナーの開発に取り組み、5000台以上の試作品を経て完成。93年に英ダイソン社を設立した。
パリの新作ショーでは、ダイソンが舞台セットを手がけ、ランウエイに風を作り出す予定だという。(c)MODE PRESS
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