【7月30日 AFP】仏大手ラグジュアリーグループPPRは26日、独スポーツウェアメーカー、プーマ(Puma)を買収したため、前年に比べ第2四半期の売上高が18.1%増の47億9300万ユーロ(約7738億円)に達したと発表。トムソン・ファイナンシャル(Thomson Financial)のアナリストが予測した44億3800万ユーロ(約7165億円)を上回る結果となった。

  PPRは、今年4月にプーマを収総額は53億ユーロ(約8450億円)で買収すると発表。大株主の独投資会社メイフェア(Mayfair)と発行済み株式の27.1%を取得することで合意した。また、7月初頭には、プーマ株の62.1%を株式公開買い付け(TOB)で取得したと発表した。

 グッチ(Gucci)のほか、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、バレンシアガ(Balanciaga)などを含む、同グループ内のグッチ・グループ(Gucci Group)は、8億3650万ユーロ(約1336億円)の売り上げを記録。更に全体で7.7%、既存店ベースの売上は13.5%の伸び率となった。

 一方で、通信販売ラ・ルドゥート(La Redoute)など、マス市場向けビジネスを手がけるレッドキャッツ(Redcats)の売上は1.4%減の10億5900万ユーロ(約1714億円)に減少。既存店ベースでも4.2%減となった。(c)AFP