2007年7月4日、フランス・パリ市内で開かれたエリー・サーブ(Elie Saab)の07/08年秋冬オートクチュールコレクション。(c)AFP/PIERRE VERDY
【パリ 5日 AFP】7月2日から4日間、フランス・パリ市内で開かれた07/08年秋冬パリ・オートクチュールコレクションで4日、レバノン人デザイナーのエリー・サーブ(Elie Saab)らが新作を発表した。
■エリー・サーブ
エリー・サーブは、元気なハリウッドの魅力に満ちたようなコレクションを発表。どのアイテムも銀幕の女神らにぴったりに見えた。ヴァレンティノ(Valentino)が発表の舞台をローマへ移したため、サーブのショーがプレミア上映会やオスカー授賞式にふさわしいドレスを提供する場になった。
大きく開いた胸元とベアバックがメインで、くしゃっとさせたオフショルダーや、ゆるやかに交差するドレープ、縦横に交差する細い肩ひもといった、さまざまな変化が加えられている。
うっとりするようなモノクロームのガウンは金属糸やラメ、薄いチュールや軽やかなシルクシフォンでアクセントが着けられ、また散りばめられたスパンコールやクリスタルガラスがストロボの光で輝いた。
ハイライトはギリシャ神話の女神のようなドレープの円柱形ドレスや、1920年代風のビーズのフリンジ、メタリック仕上げのシャンタン地の着物風イブニング・ジャケット。
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■フランク・ソルビエ
フランク・ソルビエ(Franck Sorbier)は、レッドカーペット向きの服をラグジュアリーブランドにまかせ、リサイクル生地を使った、創意工夫と優れた職人技を活かす服を見せた。
画家のロベール(Robert Delaunay)&ソニア・ドローネー(Sonia Delaunay)夫妻にささげられたジャケットは、羽根で飾った明るい3原色の同心円のパターンで、それ自体が芸術作品のように見えた。
デニムのトラペーズドレスは、たなびく白いシルクシフォンとシルバーのスパンコールがメタリックな糸でくまなく刺しゅうされている。フード付コートは無数の黒と白のオーガンザ・リボンでできており、毛皮に見えるように手でちぎられている。
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■ジョルジュ・シャクラ
サーブと同じくレバノン人デザイナー、ジョルジュ・シャクラ(George Chakra)も、レッドカーペットに登場する女優や中東の王族のためのドレスを得意とする。今回シーズンは、「モダングラマー」をテーマにハイテク素材と伝統的な高級素材の融合を試みた。例えば、鮮烈なブルーのプラスチック製ビスチェに短いメッシュ素材のサークルスカートのコーディネート。チャクラの服は、90人のスタッフを抱えるベイルートのアトリエで制作されている。混乱の続く中、作品運搬の途中にベイルート空港で爆発に巻き込まれたこともある。
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■アダム・ジョーンズ
英デザイナー、アダム・ジョーンズ(Adam Jones)はイタリア・ムラノ(Murano)島のベネチアンガラスからインスピレーションを得た。
「私が持っていた一組のベネチアンガラスを逆さまにしたら、ミニチュアのドレスみたいに見えた。そこでそのシリーズの全組みを買って、部屋中に置いてみた」
ジョーンズは上質な職人技術とクリスタルの無重力を再現しようと試みた。
もう1つのテーマは「貝がら」。2つの着想はクリーム色のコルセットとオーガンザ・リボンの付いたカクテルドレスの中に表れている。ぎざぎざの貝がらの縁を模して、折り紙のように折りたたまれ、パウダーピンクとローズピンクのグラデーションを見せるスカートに重ねられた。(c)AFP