【6月21日 AFP】英バーバリー(Burberry)は20日、ローズ・マリー・ブラボー(Rose Marie Bravo)前CEOが、7月1日付で副会長に退くと発表した。ブラボー氏は1997年、CEOに就任。2006年7月まで、同職を務めた。現在は、後任のアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)CEOが同社を率いている。

■CEOから副社長への円滑な移行

 同社ジョン・ピース(John Peace)社長は文書で「最高経営責任者としてのローズ・マリー氏の多大な貢献と、この12か月で行った後任体制への移行をスムーズに進めたことに感謝したい」と述べた。

 ブラボー氏は、同社の広告にモデルのケイト・モス(Kate Moss)を起用するなど、ブランドイメージの変革に力を注ぎ、バーバリーを世界で最も有名な高級ファッションブランドのひとつに育て上げた。ブラボー氏は、CEOとして活躍した約10年間を「とても楽しんだ」と振り返り、「わたしはアンジェラと彼女のチームが、バーバリーを更なる成功に向けて引っ張っていくことを確信している」と20日、バーバリーを通じて伝えた。(c)AFP/BURBERRY