【東京 25日 AFP BB News】今年はイリナ・ラザルヌ(Irina Lazareanu)、ココ・ロシャ(Coco Rocha)を筆頭に、オランダ出身のイェケリン・スタンジェ(Iekeliene Stange)、アルゼンチン出身のセシリア・メンデス(Cecillia Mendez)、イギリス出身のアギネス・ディーン(Agyness Deyn)といった個性派モデルが大健闘した。
また、06年は元祖個性派モデルのケイト・モスがファッション界への完全復活を果した記念すべき年でもある。これに伴い、07年には本格的な個性派モデルの時代が到来するのではないだろうか。
■異色のモデル、イリナ・ラザルヌ
雑誌のファッションスナップ常連のイリナ・ラザルヌ(Irina Lazareanu)は、ルーマニア出身でカナダ国籍を持つ24歳。多くのモデルが10代半ばでデビューする中で、20歳過ぎてからモデル活動を開始したという最近では珍しい存在だ。持ち前の強い個性を武器にキャリアの遅れを掻き消し、現在では主要メゾンのランウェイを軒並み制覇するスターモデルへと成長した。
■ミュージシャンとしての素顔
イリナの本業はミュージシャン。ケイト・モス(Kate Moss)の勧めをきっかけにモデル活動を開始したイリナは、彼女の婚約者ピート・ドハーティ(Pete Doherty)の所属するロックバンドベイビーシャンブルズ(Babyshambles)でドラマーとして活動していた過去もある。ミュージシャンとして活動を重ねる中で確立された強い個性は、作品に更なる魅力を加える。その強いオーラ故に、カール・ラガーフェルドをはじめとした多くのデザイナーがこぞって彼女を抜擢するのだろう。
■厚い前髪がトレードマーク
176.5cmという身長はモデルとしてはそれほど高くないが、それをカバーする魅力が彼女には溢れている。目元ギリギリでカットされた重い前髪、何かに驚いているかのような丸い目、小さく薄い唇。決して正統派美人とは呼べない個性的な顔つきにはアンダーグラウンドな雰囲気が漂う。ゴシック、ロック、クラシック、フェミニンと多様に表情を変えるイリナの魅力が、07年も存分に発揮されることに期待する。
■ココ・ロシャ、人気急上昇
イリナ同様カナダ国籍を持つココ・ロシャ(Coco Rocha)は、2006-07年秋冬コレクションでビッグメゾンのランウェイに抜擢され、07年春夏コレクションでは一気にその知名度を上げた。彼女の特徴は、透き通るような白い肌と、ツンとした少し上向きの鼻、ぱっちりとした大きな目。ジェマやリリーをはじめとした‘ドール顔’モデルとは対照的な‘不思議顔’モデルだ。
■元はプロのアイリッシュ・ダンサー
ココは、モデルとしてデビューする以前はプロのアイリッシュ・ダンサー兼振付師として活躍していた。その特技を生かして07年春夏「KENZO」コレクションのフィナーレでは優雅なダンスを披露している。数あるダンスの中でも、アイリッシュ・ダンスは軽やかな足のステップやそこから生まれるリズムに正確さに重点を置くもの。多くのデザイナー達が、ダンスを通じて培った芸術的なウォーキングと表現力をランウェイ上で発揮するココに夢中になるのは当然のこと。07年は、モデルとしての更なる躍進が予想される。
写真はモデルのココ・ロシャ。2006年10月7日、フランス・パリにて撮影。KENZOのショーにて。(c)AFP/PIERRE VERDY
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