【ポントワーズ/フランス 22日 AFP】フランス・ポントワーズの軽罪裁判所は12月20日、偽造品販売容疑で拘留中の中国系23人の被疑者に対し、4ヶ月から5年の禁固刑を言い渡した。
■23,000種類に及ぶ偽造品が押収
被疑者はイル・ド・フランス地域において、2004年と2005年の間、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、ラコステ(Lacoste)、ナイキ(Nike)、ロレックス(ROLEX)等の革小物や眼鏡、香水に至る偽造品の流通に関与した罪に問われた。
23,000種類に及ぶ偽造品がイル・ド・フランスとベルギーで押収され、事件が明らかになった。裁判所の検事ジャン・パスカル・オワリド氏は、押収されたものの利益は一月約60,000ユーロ(約900万円)に上ると言う。
■中国系組織グループによる犯行
被疑者は「組織集団」と見られ、最大で10年の重刑罪が下される予想だ。オワリド氏は既に同様の罪で逮捕されたヨーロッパ系組織のリーダーに対する2年の禁錮刑と比較して、今回の中国系組織のリーダーXia Xiaに対しては5年の禁固刑が宣告された事実を説明した。またその兄弟と婦人にも、4年の禁固刑が下された。
更に政府は、700以上のルイ・ヴィトンの偽造品が押収されたオーベル・ビリエール(イル・ド・フランス地域)の税関職員にも、3年半の禁固刑を下した。またヒューゴー・ボスの偽造香水に携わった2名のエジプト人に対して、13から18ヶ月の刑を宣告した。
■カタログまで用意する周到ぶり
その他の仲買人や卸問屋等の被疑者に関して、オワリド氏は4ヶ月から12ヶ月の刑を下した。オワリド氏はこの組織を「非常に計画されたもの」と見て、法律すれすれの所で、多くの商人、卸仲介業者、問屋、輸入業者が関わっていることを指摘した。問屋の中には偽造品の「カタログ写真」まで制作している者もいたという。
またブランド側は民事裁判でそれぞれ損害賠償金数百万ユーロを請求している。ルイ・ヴィトンは偽造品5996個に対して37万ユーロ(約5500万円)の損害賠償を要求し、全ブランドからの請求総額は約1800万ユーロ(約27億円)に上る予想だ。判決は21日午後下される。写真は、ルイ・ヴィトンの偽造品マスクを身につけた女性。2003年4月3日、 中国・香港にて撮影。(c)AFP/PETER PARKS
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