【東京 4日 AFP BB News】2006年最も時代を騒がせたファッション界の人物といえば、イギリス人モデルのケイト・モス(Kate Moss)の名前を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。ただでさえ流行の移り変わりが激しいファッション界において、10年以上にわたり今もなお第一線で活躍する彼女の魅力に迫る。
■『ケイト・モス』の始まり
1974年1月16日、ケイトはイギリスで生まれる。
身長167センチの小柄な体型は、その当時のモデルにとって不利であるかのように思われた。1992年、カルバン・クラインと契約。香水「CK one」ワールドキャンペーンモデルとして世界中を巻き込み、一躍スーパーモデルへと駆け上がる。
そして、瞬く間にスターモデルの座を欲しいままにする。
■波乱に満ちたプライベート
プライベートにおいては、俳優ジョニー・デップや写真家マリオ・テスティーノをはじめ数多くの恋愛を経て、英DAZED&CONFUZED誌編集長との間に1女をもうける。その後、ロックバンド「ベイビーシャンブルズ」のピート・ドハーティと交際。この頃から、恋人ピートとともにコカインの存在がケイトの後ろに見え隠れし始める。
■トップモデルとしての光と影
2005年には、英ミラー紙にケイトがコカインを吸入している写真が掲載されてしまう。これにより、それまで数多く出演していたインターナショナルブランドのキャンペーン広告との契約が打ち切られるなど一時モデルとして仕事を継続していくことが危ぶまれた。
しかし、この問題がケイトのキャリアを傷つけるには価しなかった。
ファッション界において、ケイトなくしてデザイナーをはじめあらゆるクリエーターたちの作品は完成しないのだ。
■『2006年 新生ケイト・モス』
今年に入って、それまでにも増してケイトの活躍ぶりは目を見張るものばかりである。
2006年のブリティッシュファッションアワードにおいては、モデルオブザイヤーを受賞。さらに、英アパレルブランド『TOPSHOP』でデザインを手がけることも決定した。
人気テレビ番組「リトル・ブリテン」の舞台版では、役者デビューを果たす。それまで頑なに拒否していた演技の世界へも足を踏み入れたのだ。
モデルという枠を超え、より強く美しく輝き続ける彼女の姿は、常に世の女性たちの憧れでありファッション界において必要不可欠な存在なのではないだろうか。
写真はブラックチャリティーオークションでのパフォーマンス。2004年6月3日、イギリス・ロンドンにて撮影。(c)AFP/NICOLAS ASFOURI