【2月27日 AFP】バットマン(Batman)は世界を救えるかもしれないが、相棒で息子のロビン(Robin)の死は止められないようだ。

 DCコミック(DC Comics)は、米人気コミック「バットマン」の最新シリーズ「バットマン・インコーポレイテッド(Batman Incorporated)」で主人公ブルース・ウェイン(Bruce Wayne、バットマンの正体)の息子でロビンとして登場していたダミアン(Damian)が、27日に発売される第8巻で死ぬことになると明かした。

 作者のグラント・モリソン(Grant Morrison)氏は声明で、「傷つき、崩壊した家庭というメインテーマを、シリーズ初の『バットマンの息子』であるダミアンほど良く体現しているものは無い」と述べている。

「多くの点で、このシリーズはブルース・ウェインの物語であると同時に、ダミアンの物語でもあった。そしてそれは、だいぶ前から終わりが計画されていた物語だった。バットマンのような不死身の父親の後を継ぐ望みを持てる息子はいないから」

 ロビンの死を悲しむファンにとっては良い知らせもある。このコミックの中では、一度死んだキャラクターも容易に復活する。歴代のロビンの中でさえも、殺されてから復活した者もいるくらいだ。

 モリソン氏は米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)に「コミックの中では『絶対にあり得ない』と言うことはできない。バットマンには最終的に、常にパートナーがいる」と語った。(c)AFP