【12月2日 AFP】スーパーマン(Superman)が初登場した1938年の米コミック誌「アクションコミックス(Action Comics)」の新品同様の創刊号が先月30日、216万ドル(約1億6800万円)で落札された。米コミック誌としては過去最高額。

 創刊時の価格は、わずか10セントだった。保存状態がやや劣る創刊号は昨年、当時最高額の150万ドル(約1億1700万円)で落札されていた。

 コミックのオークションサイト「コミックコネクト(ComicConnect)」によると、この創刊号は以後に登場するヒーローたちの原型を初めて掲載したこともあり、「コミック史上最も重要なコミック誌」と位置づけられるという。

 保存状態が極めて良かったわけは、映画雑誌の中に50年間はさみこまれた状態で放置されていたため。米芸能情報紙ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)は、持ち主は米俳優ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)で、2000年に泥棒に入られた時に盗まれたが10年後に手元に戻ったと報じた。コミックコネクトは、持ち主は「西海岸在住のコミックコレクター」としか発表していない。(c)AFP

【関連記事】スーパーマン初登場のコミック誌、バットマン抜いて史上最高額で落札