【11月28日 AFP】先頃、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督によって映画化もされた「タンタン(Tintin)」にまつわるアイテムのオークションが26日、フランス・パリ(Paris)で行われ、落札額合計が予想(100万ユーロ)を大幅に上回る180万ユーロ(約1億9000万円)に達した。

 オークションを主催した「Arcturial」によると、真新しいものからビンテージものまで856点が出品され、85%が落札されたという。

 目玉のひとつだった「ユニコーン号の秘密(The Secret of the Unicorn)」のバトルシーンの原画は、予想落札額が3万5000~4万ユーロ(約360万~410万円)だったが、最終落札額は16万8900ユーロ(約1700万円)にまで跳ね上がった。また、「シドニー行き714便(Flight 714 to Sydney)」の原画も予想落札額2万5000~3万ユーロ(約260万~310万円)の約3倍となる9万100ユーロ(約930万円)で落札された。

 そのほか、原作者のエルジェ(Herge)ではなく、月まで旅をした宇宙飛行士6人のサインが入った「月世界探検(Explorers on the Moon)」の特別版は、予想落札額の10倍以上となる10万ユーロ(約1000万円)の値が付いた。

 スピルバーグ氏が映画化した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(The Adventures of Tintin)』は、12月1日から全国公開となる。(c)AFP

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