【10月5日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが4日、スイス・ジュネーブで行われたUNHCRの会議に出席し、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸北東部への国際社会の支援を訴えた。

「アフリカの角では、今後4か月間で75万人が死の危険にさらされると言われています」

「つまり、人道活動の危機にも直面しているんです。活動の規模を拡大する必要があります」

 ジョリーさんはこのように呼び掛けた。さらに、国際社会の対応が膨大な数の人々の命を握っていると述べ、豊かな国々が予算的に厳しいのは分かるが、世界で最もなすすべのない人々のために活動を続けてほしいと訴えた。

 ジョリーさんは前日行われたナンセン難民賞(Nansen Refugee Award)授賞式にプレゼンターとして出席し、アフリカの角からの難民を援助しているイエメンの支援機関へ同賞を贈った。(c)AFP