【11月8日 AFP】(一部訂正)往年の「ポップス界の王様」マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が、ローンの滞納でカリフォルニア(California)州の自宅兼遊戯施設「ネバーランド(Neverland)」を手放す危機に陥っているという。

 米保険会社Fidelity National Financialのサンタバーバラ支社がウェブサイトで公開した情報によると、2006年3月に借りた2300万ドル(約26億円)の借金で、10月12日までに返済残高が2320万ドル(約26億2500万円)あるという。

 TMZ.com が6日報じたところによると、マイケルはサンタバーバラ(Santa Barbara)にあるネバーランドをローンの担保に入れているという。この件について、マイケルのスポークスマンはAFPの取材に対しノーコメントとしている。

 マイケルは2005年に幼児性的虐待の容疑いで起訴され無罪となって以降、音楽業界における立て直しを模索していた。

 ロサンゼルス(Los Angeles)から北西200キロメートルにあるネバーランドの敷地はおよそ1000ヘクタールに及ぶ。

 幼児性的虐待容疑で無罪となったマイケルは2005年6月にネバーランドを去り、バーレーンや欧州、ラスベガス(Las Vegas)などを転々としており、TMZ.comによると現在はワシントンD.C.(Washington D.C)に豪邸を借りているという。

 7月中旬には幼児虐待容疑の裁判で雇ったカリフォルニア州の法律事務所が起こした裁判で、滞納金25万6000ドル(約2900万円)の支払い命令が下されている。(c)AFP