【8月3日 AFP】米労働省が2日に発表した7月の雇用統計によると、失業率は前月の7.6%から7.4%に改善し、4年ぶりの低水準となった。一方で非農業部門の新規雇用者数は、予想を下回る16万2000人増だった。

 アナリストらは7月の失業率を前月比0.1ポイント減と予想していたが、これを上回る改善となった。雇用者数は予想を下回ったが、アナリストたちは「大不況」の終わりから4年を迎えた労働市場が、緩やかな上昇傾向にあると指摘している。

「米国の雇用創出のペースは7月に後退したが、この緩やかな減速は2013年の残りの予測を変えるものではない」と、米経済データ分析会社ムーディーズ・アナリティックス(Moody's Analytics)のライアン・スイート(Ryan Sweet)氏は分析している。

 5月と6月の雇用者の増加幅は2万6000人下方修正された。過去3か月の雇用増加数は平均で17万5000人。(c)AFP/Veronica SMITH