【6月27日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)のイスラエル法人が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のユダヤ人入植地への出店を拒否したと、メディア各社が26日伝えた。

 地元テレビ報道によるとマクドナルド・イスラエルは、ヨルダン川西岸にイスラエルが建設したユダヤ人入植地アリエル(Ariel)に来年オープン予定のショッピングモール内への出店を打診されたが、「イデオロギー上の理由」から断ったという。

 マクドナルドの決定を受け、極右政党「ユダヤの家(Jewish Home)」出身のウリ・アリエル(Uri Ariel)住宅相は「(アリエルへの出店を)ボイコットするならば、彼ら(マクドナルド)もボイコットされると知るがいい」と述べ、イスラエル国民にマクドナルド商品の不買を呼び掛けたという。(c)AFP