【1月24日 AFP】国際通貨基金(International Monetary FundIMF)は23日、最新の世界経済見通しを発表し、2013年の成長率をわずかながら下方修正した。ユーロ圏が2年連続で景気後退から抜け出せないとの見通しが響いた。

 2013年の成長率は昨年10月に公表した見通しから0.1ポイント下げて3.5%とする一方、2014年の成長率は4.1%と予測した。

 ユーロ圏では、債務危機への取り組みにおいていくらかの進展があったものの「長引く経済収縮で、景気回復が遅れる」との見解を示し、0.2%の成長としていた前回の見通しを0.2%の縮小へと下方修正した。

 日本経済については、構造改革への着手と「より野心的な金融緩和政策」が経済成長とインフレ促進の最優先事項だとしている。(c)AFP/Jeremy Tordjman