【12月28日 AFP】米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)の2012年の報酬総額は、前年より大幅に低い420万ドル(約3億6200万円)になる見込みであることが、同社が27日に公表した資料で明らかになった。

 同社が規制当局に届け出た財務書類によると、12年のクック氏の報酬総額には給与140万ドル(1億2100万円)と、ボーナス280万ドル(約2億4200万円) が含まれる。

 クック氏の11年の報酬総額は3億7800万ドル(約327億円)だったが、これには同年10月に死去したスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏からCEO職を引き継いだことに伴い株式で支給されたボーナス3億7600万ドル(約325億円)が含まれていた。

 クック氏の12年の報酬総額は他のアップル幹部の報酬をはるかに下回る見込みだ。ピーター・オッペンハイマー(Peter Oppenheimer)最高財務責任者(CFO)の報酬総額は6860万ドル(約59億3000万円)、ボブ・マンズフィールド(Bob Mansfield)テクノロジー担当上級副社長は8550万ドル(約73億9000万円) 、ブルース・スーエル(Bruce Sewell)法務・政府業務担当上級副社長兼法律顧問は6900万ドル(約59億6000万円)とされている。(c)AFP