【12月14日 AFP】独自動車大手フォルクスワーゲン(Volkswagen)傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェ(Porsche)は13日、有能な労働者を引きつけるため、給料を据え置いたまま労働時間を徐々に減らす方針を発表した。  ポルシェの声明によると、同社の経営陣と労使協議会は「柔軟性と生産性の向上を目的とした方策」を取ることで合意。1万7000人を超える従業員を対象に、賃金は一切減らさずに労働時間を2013年半ばまでに現在の週35時間から34時間に減らす。

 同社のマティアス・ミュラー(Matthias Mueller)最高経営責任者(CEO)は「労働市場で高い教育を受けた人を探すのはこれまでにないほど難しくなっている。人口動態の変化によりこの問題はさらに悪化している。これはポルシェのみならず、ドイツの自動車産業全体にとって大きな課題だ」と述べた。(c)AFP