【8月18日 Relaxnews】英誌「エコノミスト(Economist)」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence UnitEIU)」が今週発表した「世界の都市の住みやすさ」ランキング最新版で、カナダとオーストラリアの都市が上位につけた。

 同調査は、世界中の140の都市を安定度、保健医療、文化、環境、教育、インフラの5つのカテゴリーに分かれる30項目以上の質的・量的要素で評価した。

 トップ3の都市は、半年前の前回調査から変わらず、オーストラリアのメルボルン(Melbourne)が1位、2位にオーストリアのウィーン(Vienna)、3位にカナダのバンクーバー(Vancouver)。その後もカナダとオーストラリアの都市が健闘している。
 
 EIUのレポートによると、この2国の都市が住みやすさで高い評価を受けた理由は、例えばバンクーバーの公共交通の新線「エバーグリーン(Evergreen)」など最近のインフラの拡充だ。 

 また同調査では富裕国の中規模サイズの都市が、より生活しやすいという傾向が示された。

 一方、最も住みにくい都市と評価されたのはバングラデシュのダッカ(Dhaka)だった。

■EIU 住みやすい世界の都市ランキング トップ10

1. メルボルン(豪)
2. ウィーン(オーストリア)
3. バンクーバー(加)
4. トロント(Toronto、加)
5. (同点)カルガリー(Calgary、加)、アデレード(Adelaide、豪)
7. シドニー(Sydney、豪)
8. ヘルシンキ(Helsinki、フィランド)
9. パース(Perth、豪)
10. オークランド(Auckland、ニュージーランド)

■グローバル情報誌「モノクル(Monocle)」 生活の質ランキング

 またグローバル情報誌「モノクル」も同様のランキングを6月に発表している。こちらのランキングは都市の24時間の利便性を評価したもので、午後10時以降も「眠らない街」に高ポイントが与えられている。その他の評価項目は、きちんとしたバーの有無、緑の空間の量、都市計画など。

1. チューリヒ(Zurich、スイス)
2. ヘルシンキ(フィランド)
3. コペンハーゲン(Copenhagen、デンマーク)
4. ウィーン(オーストリア)
5. ミュンヘン(Munich、ドイツ)
6. メルボルン(豪)
7. 東京
8. シドニー(豪)
9. オークランド(ニュージーランド)
10. ストックホルム(Stockholm、スウェーデン)

(c)Relaxnews/AFPBB News