【7月17日 AFP】経営再建中の米インターネット大手ヤフー(Yahoo!)は16日、新最高経営責任者(CEO)にグーグル(Google)のマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)氏(37)を指名したと発表した。17日に就任し、米大企業では珍しい女性CEOになる。

 メイヤー氏は1999年、20人目の従業員としてグーグルに入社。「検索製品や象徴的なデザインのホームページなどグーグルを代表する製品を10年以上にわたって率い」、「グーグルで最も成功を収めた革新的なサービスを管理し、画像検索、書籍や商品の検索、ツールバー、iGoogle、グーグルニュース、Gmailなど100以上の機能や製品をスタートさせた」(声明文より)。

 また同氏はグーグルマップ(Google Maps)やグーグルアース(Google Earth)、レストラン評価ガイドのザガット(Zagat)、ストリートビュー(Street View)などの地図情報サービスの責任者を務めた。

 メイヤー氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に、グーグルで過ごした13年間は素晴らしかったが、「ヤフーはインターネットで最高のブランドの1つなので」、ヤフーに行くことを選んだと語った。

 ウェブサイト「Search Engine Land」を開設しているダニー・サリバン(Danny Sullivan)氏は、グーグルが検索エンジンとして成功を収めるのに貢献したメイヤー氏は、ヤフーのトップとして適任だと話している。(c)AFP/Glenn Chapman