【7月16日 AFP】米国は11日、米企業に新たな対ミャンマー投資を認める方針を発表した。対象となる分野には石油やガスの資源開発が含まれる。

 米企業にはミャンマー国営石油ガス公社(MOGE)と共に事業を行う権利が認められるが、その際は60日以内に米国務省に報告しなければならない。ミャンマーに50万ドル(約4000万円)以上投資する米企業は人権や労働者の権利、環境について毎年米国務省に報告することが求められる。

 人権団体からは、企業に報告させるだけでは不十分で米政府は新規投資を認める前にミャンマー政府のガバナンスや人権の面で改革を求めるべきだという批判的な声も上がっている。図はミャンマーにおける石油・天然ガスの各鉱区と、その採掘権を持つ企業を示したもの。(c)AFP/Shaun Tandon