【6月26日 AFP】SNS大手フェイスブック(Facebook)は25日、シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)最高執行責任者(COO)が取締役に就任したと発表した。女性の取締役は同社で初めて。

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は声明で、「シェリルはフェイスブック運営における長年のパートナーであり、ここ数年における成長と成功の中心にいた人物。フェイスブックの役割や長期目的を理解しており、上場企業での取締役の経験がある。フェイスブック取締役の適任者だ」と説明した。

 ハーバード大学(Harvard University)卒のサンドバーグ氏は、インターネット検索最大手グーグル(Google)でオンライン営業部門の副社長を務めた後、2008年にフェイスブックに入社した。

 このほかにもビル・クリントン(Bill Clinton)政権で財務長官首席補佐官、世界銀行(World Bank)のエコノミストを務めた経験も持つ。

 取締役就任にあたり、サンドバーグ氏は「より開かれ、つながれた世界を実現するために日夜心血を注ぐフェイスブックのミッションに大きな情熱を感じている。世界にこれほど大きな影響を持つ会社の一部となれることを、とても幸運に思っている」とコメントした。

 サンドバーグ氏は、ウォルト・ディズニー・カンパニー(Walt Disney Company)、女性支援団体「Women for Women International」、世界開発センター(Center for Global Development)でも取締役を務めている。(c)AFP