【6月16日 Relaxnews】世界で最も安全な航空会社のトップ10は依然、欧州・北米勢で占められていることが、スイスの独立系航空輸送格付け機関Air Transport Rating AgencyATRA)の最新調査で明らかになった。

 アルファベット順で発表された10社のうち6社は北米に拠点を置く航空会社で、エアカナダ(Air Canada)、アメリカン航空(American AirlinesAA)などを傘下に持つAMRコーポレーション(AMR Corporation)、デルタ航空(Delta Air Lines)、ユナイテッド航空(United Airline)の親会社であるユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(United Continental Holdings)、USエアウェイズ(US Airways)、格安のサウスウエスト航空(Southwest Airlines)がランク入りした。

 欧州からは、仏エールフランスKLM(Air France-KLM)、英ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)の親会社であるインターナショナル・エアラインズ・グループ(International Airlines Group)、ルフトハンザ航空(Lufthansa)の3社が加わった。

 欧州・北米以外からは唯一、豪カンタス航空(Qantas)がランク入りした。

 前年9月に発表された前回ランキングと異なり、今回アジアの航空会社はトップ10入りを果たせなかった。

 この調査では、売上高の多い世界の航空会社92社のデータを分析し、機体の平均稼動年数や従業員数、事故率など15項目に基づいて各社を格付けした。(c)Relaxnews/AFPBB News