【4月5日 Relaxnews】英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(British AirwaysBA)はこのほど、今夏開催のロンドン五輪を祝い、さまざまなセレブとコラボレートした新プロジェクトを発表した。

 たとえば、五輪観戦に合わせて同航空を利用する観光客に提供される機内食は、第2次世界大戦の終戦後間もない1948年にロンドン(London)で五輪が開催された当時の英国料理をモチーフにした特別メニューとなる。

 このメニューは、高級レストラン格付け本『ミシュランガイド(Michelin Guide)』で1つ星を獲得したシェフ、サイモン・ハルストン(Simon Hulstone)氏が、有名シェフのヘストン・ブルーメンタール(Heston Blumenthal)氏の協力の下に考案した。今年7~9月にロンドン・ヒースロー空港(Heathrow Airport)を出発する長距離路線で提供される予定だ。

 献立には魚や牛頬肉、英コーンウォール産のカニなど、戦後の英国で一般的だった食材が使用されている。ジントニックに浸して寝かせたスモークサーモンや牛肉にジャガイモやセイヨウワサビを添えるなど、英国ならではの趣向もふんだんに盛り込まれている。

 またBAは今週、ハトをイメージした航空機の新デザインを発表した。英国人デザイナーのパスカル・アンソン(Pascal Anson)氏と英芸術家トレイシー・エミン(Tracey Emin)氏のコラボデザインで、ロンドンを発着する9機に採用される。

 一方、機内で上映される9分間の短編映画には脚本家・映画監督のリチャード・E・グラント(Richard E. Grant)氏がコラボレートしており、プラサンナ・プワナラジャ(Prasanna Puwanarajah)氏による脚本を監修している。この短編映画は、ロンドン五輪公園競技場のメンテナンス担当として働く、最近親しい人を亡くした建築技師の物語で、五輪開会式の関連行事でも上映される予定という。(c)Relaxnews/AFPBB News