【10月26日 AFP】米インターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が25日発表した7~9月期決算は、純利益が前年同期比73%減の6300万ドル(約48億円)と、大幅減益となった。

 これに加え、年末商戦についても弱気の予想が示されたことからアマゾン株は、同日の米株式市場の時間外取引で12.68%下げ、198.35ドルまで急落した。

 同四半期のアマゾンの決算は、米アップル(Apple)のタブレット型端末iPad(アイパッド)に対抗する多機能端末「キンドルファイア(Kindle Fire)」をはじめ、コンテンツ開発やインフラ拡充などへの投資がかさんだ。

 売上高は前年同期比44%増の108億8000万ドル(約8270億円)、1株利益は0.14ドルで、ともに市場予測(各109億3000万ドル、0.24ドル)を下回った。

 年末商戦が含まれる10~12月期の売上高に関しては、市場予想は181億ドル(約1兆3750億円)となっているが、アマゾンは164億5000万~186億5000万ドル(約1兆2500億~1兆4180億円)と予想している。(c)AFP