【6月29日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は28日、クラウドコンピューティングを活用し、主力ソフト「オフィス(Office)」の機能をインターネット経由で提供する企業向けサービス「オフィス365(Office 365)」を本格的に開始したと発表した。クラウドサービスで先行するグーグル(Google)を追い上げる構えだ。

 米ニューヨークで行われた発表会で、マイクロソフトのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)最高経営責任者(CEO)は、オフィス365について「マイクロソフト・オフィスとクラウドがこのサービスで出会う。どんな規模のどんなビジネスにも対応するよう設計されている」と語った。

「オフィス365」はSharePoint、Exchange、Lyncといったマイクロソフトのクラウド関連サービスに新たに加わる。企業はソフトウエアを購入する必要がなく、インストールや保守の手間やコストも省くことができる。

 小規模事業の標準的な契約の場合、「オフィス365」の利用料は1ユーザーあたり1か月600円で、セットアップ時間は15分ほど。 1ユーザーあたり 1か月200円程度~数千円程度のコストで、事業規模に適したプランを選べる。

 同社によると、昨年10月から提供していたベータ版は20万社以上が試用し、「生産性が向上する一方で、ITコストは推定で50%された」という。

 ライバルのグーグルのクラウド・コンピューティング型オフィスツール「Google Apps」の場合、個人ユーザーは無料で利用できるが、事業者の場合はユーザー1人あたり年間6000円程度の料金となっている。(c)AFP/Charlotte Raab