【4月19日 AFP】グーグル(Google)は18日、米オレゴン(Oregon)州アーリントン(Arlington)近郊に建設中の世界最大級の風力発電所「​シ​ェ​パ​ー​ズ​・​フ​ラ​ッ​ト(Shepherds Flat)​」に1億ドル(約82億円)を出資すると発表した。

 グーグルは住友商事( Sumitomo Corp.)の米国法人と伊藤忠商事(ITOCHU Corp.)の米国子会社ティア・エナジー(Tyr Energy)とともに出資し、3社の合計金額は約5億ドル(約410億円)。

 米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(General ElectricGE)傘下のGEエナジー・フィナンシャル・サービス(GE Energy Financial Services)や再生エネルギー開発のケイスネス・エナジー(Caithness Energy)が手がけたこのプロジェクトの総事業費は約20億ドル(約1600億円)で、2012年に完成する予定。

 グーグルによると、発電能力は845メガワットで、23万5000世帯以上の電力需要を賄える電力を、カリフォルニア(California)州の電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン(Southern California Edison)に販売する。

 グーグルは前月、カリフォルニア州のモハベ砂漠(Mojave Desert)に建設中の世界最大規模の太陽光発電所に1億6800万ドル(約140億円)を出資したと発表したばかり。今回のシ​ェ​パ​ー​ズ​・​フ​ラ​ッ​トも含めると、グーグルがクリーンエネルギーに投資した額は合計で3億5000万ドル(約290億円)以上にのぼる。(c)AFP

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