【4月3日 AFP】カナリアイエローのスポーツカーでシベリア(Siberia)を走破したかと思えば、F1用レースカーでサーキットを疾走する――派手なスタントをこなして見せるロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が1日、今度は大統領官邸での閣議に運転手付きのリムジンではなく、ロシア初のハイブリッド車「Yo-Mobile」を運転して登場した。

 試乗前にプーチン首相は、モスクワ郊外ノボ・オガリョボ(Novo Ogaryovo)の私邸に入ったテレビカメラの前で、「この名前(Yo-Mobile)は…いったい何からとったのかな?」と、Yo-Mobileの開発者であり、大富豪として知られるミハイル・プロホロフ(Mikhail Prokhorov)氏に話しかけた。

 そして2012年に発売予定のYo-Mobileを見て「まったく新しい車だ」とほめたたえながらも、試乗してみないと感想は言えないからと、白と青のスポーツクーペの運転席に乗り込んだ。「これから安全保障会議に行く。ドミトリー・アナトリエヴィチ(メドベージェフ大統領)のところにあなたのYo-Mobileを持っていって彼に見せてやろう」

 さらにプーチン首相は「途中でバラバラになったりしないだろうね?」と冗談を飛ばしながら、モスクワ市内の大統領官邸まで短いドライブを楽しんだ。(c)AFP

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