【1月26日 AFP】釣りに行きたいけれど忙しくて時間がない――そんな都会の釣り愛好家に朗報だ。ゲーム玩具メーカー、タカラトミー(Tomy)は25日、いつでもどこでも本物の釣りの感覚を味わえるリアル体感釣りゲーム「バーチャルマスターズリアル(Virtual Masters Real)」を発表した。

 「バーチャルマスターズリアル」は、片手で持てる大きさの本体に釣りざおを模したアンテナ状の部品や、カラー液晶画面、釣り糸を巻き取るリールハンドルが付いている。どこにいても本体に搭載されたカメラが捉える風景を拡張現実(AR)技術で釣り場にしてしまう。

 キャスティングした釣り糸や餌が水面に落ちる音も再現して釣り気分を盛り上げる。つりざおを強く振るほど画面上のルアーも遠くに飛ぶ。魚が食いつくと、魚が糸を引く強さや振動など、獲物の大きさによって異なる手ごたえを感じることができる。魚が餌にかかるとリールが重くなるが、魚を逃すと手応えはなくなる。

 狙う魚の大きさが選べるので、米作家ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)の小説『白鯨(Moby Dick)』でマッコウクジラを追うエイハブ船長の気分を味わうことも可能だ。「バーチャルマスターズリアル」は7月発売予定で、希望小売価格は6279円(税込)。(c)AFP