【1月11日 AFP】NTTドコモ(NTT Docomo)と大日本印刷(Dai Nippon PrintingDNP)は11日、共同で電子書籍サービスを始めると発表した。タブレット型端末や電子書籍リーダーの普及拡大を活用したい考えだ。

 新ベンチャー「2Dfacto(トゥ・ディファクト)」は12日に、新たな日本語書籍のオンラインストアを開店する。立ち上げ時のラインアップは電子書籍約2万点。NTTドコモのスマートフォン(多機能携帯電話)や電子書籍リーダーで利用できる。

 今後数か月で電子書籍数を10万点にまで増やしたい考えで、新刊や雑誌、新聞や、音楽や動画を組み込んだ電子書籍なども取り扱う考え。

 2Dfactoは、DNPのオンライン書店ビーケーワン(bk1)との交渉も進めているほか、書店の丸善(Maruzen)、ジュンク堂(Junkudo)、文教堂(Bunkyodo)も紙の書籍と電子書籍を販売するサービスに参加する。

 今後のサービスとしては、電子書籍を販売する電子書店やオンライン書店、リアル書店で連携し、3種類の書店での購入履歴をもとにおすすめの書籍を提案する機能や、購入した紙の書籍や電子書籍を一覧できる書棚機能などを提供する予定。

 また、1冊の電子書籍を複数の端末で閲覧できる機能や、端末間でしおりやマーカー情報などを共有できる機能を年内にも提供する計画だとしている。(c)AFP