【12月28日 AFP】米アップル(Apple)の「iPhone」はゲットしたけど、まだ物足りない―そんなファンたちに朗報だ。はるばる徳島まで足をのばせば、iPhoneにそっくりな、おいしいクッキーが食べられるのだ。

 徳島県にある洋菓子店「グリーンゲイブルス(Green Gables)」が製造・販売する「iPhoneクッキー」は、ハンドメードのチョコレートビスケットに、カラフルな食べられる「アイコン」が並ぶクッキーだ。グリーンゲイブルス店主の工藤久美子(Kumiko Kudo)さん(44)が2008年、顧客から夫の誕生日プレゼントにと頼まれ、初めて作ったものだ。
 
 その後、ツイッター(Twitter)を中心に、クッキーの写真がインターネット上をかけめぐり、全国的に有名になった。特に人気経済評論家の勝間和代(Kazuyo Katsuma)さんと歌手の広瀬香美(Komi Hirose)さんがツイッターで言及したことが、大きく知名度アップに貢献し、今では工藤さんの予想を上回る大人気となっている。

 今年3月、工藤さんは日本でiPhoneを販売するソフトバンク(Softbank)の孫正義(Masayoshi Son)社長にもクッキーをプレゼントした。孫社長は「うれしいなあ、食べられないですよ」と喜んだという。

 「iPhoneクッキー」の価格は2730円と、決して安くはない。しかも注文の受け付けは国内限定だ。それでも、予約から最長で2か月待ちの時期もあるという人気商品となっている。(c)AFP