【8月19日 AFP】政府の救済策のもとで経営再建中の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は18日、米証券取引委員会(SEC)に対し、株式再上場に向けた新規株式公開(IPO)を申請した。

 SECに提出した文書によると、GMはニューヨーク証券取引所(NYSE)とカナダのトロント証券取引所(Toronto Stock Exchange)に上場する予定。

 GMは声明で、株式の売り出し価格や株数は未定としたが、売り出し総額は120億~160億ドル(約1兆300億~1兆3700億円)に達すると推測されている。これは米史上、2008年3月にIPOを申請したクレジットカード大手ビザ(Visa)の約190億ドル(約1兆6000億円)に次ぐ額となる。

 売り出しは今年中に開始されると見られる。

 GMの株式は、前年に発動された政府の緊急支援策により、61%を財務省が保有している。IPOにより財務省の出資比率は下がることになる。(c)AFP