【8月18日 AFP】シャラント種のメロンは甘くてジューシーで、カリウムやビタミンCの宝庫だが、ことしの夏は、フランスでは多くとれすぎたようだ。

 原因は、5~6月に植えられたメロンが2~3週間遅れて収穫を迎えたため、6~7月のメロンと出荷が重なってしまったこと。この状況に、異業種間メロン連盟(Interprofessional Melon Association)は17日、もっと買ってくれと消費者への要望を始めた。

 現在は毎日8000トンのメロンが出荷されている。しかし、市場で消費されるのは5000~5500トンほど。価格も下がり、過去5年の平均価格より15%安くなっている。

 この流れを変えようと、生産者と流通業者を結ぶ異業種間メロン連盟が、今週末に大々的なプロモーションイベントを計画している。メロンの在庫処分セールを行おうとのアイデアも出ているが、生産者たちはそれだけは避けたい様子だ。(c)AFP