ロンドン(London)で記者会見する英エネルギー大手BPのトニー・ヘイワード(Tony Hayward)最高経営責任者(CEO、2007年2月6日撮影)。(c)AFP/JOHN D MCHUGH
【7月27日 AFP】英エネルギー大手BPは27日、トニー・ヘイワード(Tony Hayward)最高経営責任者(CEO)が10月1日付で辞任すると発表した。後任にはメキシコ湾(Gulf of Mexico)の原油流出事故の対応を統括しているボブ・ダドリー(Bob Dudley)取締役が就任する。
ヘイワード氏は、BPとロシアの合弁企業「TNK-BP」の役員に就任するという。各メディアは、米国史上最悪の環境災害をもたらした原油流出事故を受け、ヘイワード氏は近日中にBPのCEOを辞任すると報じていた。
契約に従って、BPはヘイワード氏に1年分の給与に相当する104万5000ポンド(約1億4130万円)の退職金を支払う。
また、BPは今後1年6か月で300億ドル(約2兆6000億円)相当の資産を売却して合理化を図る計画であることを明らかにした。
■失言などで批判受ける
メキシコ湾で発生した原油流出事故は、沿岸各州の主要な産業である観光、漁業、石油産業を壊滅状態に追い込み、原油の処理や被害補償などでBPにも巨額の負担が発生した。
ヘイワード氏は5月18日、英衛星放送スカイニューズ(Sky News)とのインタビューで、「原油流出事故による環境への影響はごくわずかだ」と語って沿岸地域住民の怒りを買った。
5月30日には、「この災害が早く片付いてほしい。そうすれば、普通の生活に戻れる」と語って、原油流出の原因となった石油掘削施設の爆発で死亡した作業員11人の遺族から無神経すぎると批判を浴びた。
さらにヘイワード氏は6月には米下院の公聴会に出席した直後に、英国で開かれたヨットレースに姿を見せていたことが明らかになり、同氏の社会的評価は地に落ちていた。(c)AFP/Roland Jackson







