【5月18日 AFP】シャープ(Sharp)は17日に発表した経営戦略の中で、液晶テレビ「アクオス(Aquos)」の中国での販売店数を、12月までに現在の2倍の1万店へ拡大するとともに、商品も24機種から30機種以上に増やす方針を明らかにした。

 シャープは、全世界の電機メーカーは、中国などの新興諸国での需要急増を受け、テレビ用大型液晶パネルの品不足に直面していると指摘。各メーカーが高性能パネルの使用に傾く中、3DテレビやLED(発光ダイオード)搭載テレビへの需要も高まったことが、すでにひっ迫している供給プロセスをさらに圧迫しているとした。

 液晶パネルは、コンピューター製品での需要も高まっているため、テレビ用の供給も減りつつあるという。

 シャープは前週、今年度の全世界での液晶テレビの販売見通しを1500万台と発表している。前年度は1000万台だった。(c)AFP