【4月6日 AFP】米運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety AdministrationNHTSA)は5日、トヨタ自動車(Toyota Motor)がアクセルペダルの不具合問題を迅速に当局に報告する義務を怠ったとして約1600万ドル(約15億円)の制裁金を科すと発表した。

 計7万ページにもおよぶトヨタのリコール(回収・無償修理)問題調書を前に、レイ・ラフード(Ray LaHood)運輸長官は「アクセルペダルが戻りにくいという問題が消費者に危険を及ぼす可能性を把握していながら、少なくとも4か月、問題を米当局に報告せずに放置していた」と述べ、法的上限額となる1637万5000ドル(約15億4000万円)の民事制裁金をトヨタに科すと発表した。

 今回の制裁金は、これまでにNHTSAが自動車会社に科した制裁金としては最高額。(c)AFP