【3月26日 AFP】欧州連合(EU)と米国は25日、航空業界のオープンスカイ(航空自由化)協定を拡大し、外国資本の出資規制を緩和することで暫定合意した。双方の航空会社が株式の過半数を取得し合えるようになる。

 現在、米国は欧州航空会社に対し、25%を上限とする出資制限を設けている。一方、EU側の制限は49%となっている。シーム・カラス(Siim Kallas)EU運輸担当委員は声明で、暫定合意は「世界の航空業界を正常化する過程における重要な前進」と評価した。

 ただ、実際の規制緩和には欧米ともに法整備が必要で、米国では議会の承認も求められることから不確定要素も残っている。(c)AFP/Paul Harrington