【3月23日 AFP】生命保険国内2位の第一生命保険(Dai-ichi Mutual Life Insurance)は23日、4月1日の東京証券取引所(Tokyo Stock Exchange)への上場で、株式の売り出し価格を1株14万円にすると発表した。発行株式総数は1千万株で、時価総額は1兆4000億円規模に達する。

 上場の規模としては2兆1000億円規模だった1998年のNTTドコモ(NTT DoCoMo)以来の大型上場となる。世界的にみても2008年3月に米クレジットカード大手ビザ(Visa)が197億ドル(約1兆8000億円)規模の上場をした後としては最も大きい。

 高齢化と人口減により国内市場が縮小するなか、第一生命は、インドやタイ、ベトナムなどのアジア新興市場へ向けたビジネス展開に向けた資金を調達する。(c)AFP/Shingo Ito