【3月19日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は、米ABCテレビが2月に報じたトヨタ車の急加速が電子制御装置の不具合によるものだとする検証レポートについて、撤回と公式の謝罪を求める書簡をABCに送付した。

 書簡は、トヨタ車「アバロン(Avalon)」を対象に行われた検証について、公衆を扇動するものだと非難。電子制御装置の不具合を示唆する証拠はなく、「トヨタは、無責任な報道について公の場での(報道の)撤回とABCニュースからの公式の謝罪を受ける資格がある」と述べるとともに、ABCが「でっちあげ」の映像を報じたと主張している。

 これに対し、AFPが入手したABCが18日付けでトヨタに返答した書簡は、タコメーターの映像について「編集上の誤りだった」と認めたものの、報道そのものについては「正当で、報道価値もある」と反論している。(c)AFP