【3月4日 AFP】財政難に苦しむドイツ東部の街、ニーダーツィンメルン(Niederzimmern)の市長が3日、寒波の影響で破損した道路の補修費用を工面しようと斬新なアイデアを発表した。

 市内各地の道路にできた大小さまざまな穴を、各50ユーロ(約6035円)で売り出し、穴の補修工事が完了した暁には、ふさがれた穴の上に購入者のメッセージが書き込まれるという。

 市長は「道路補修費の支援者を募る一風変わったアイデア」と話し、「道路上の『穴』を所有する気分を味わってもらえれば」と期待を示す。

 ドイツは今冬、数か月におよぶ厳しい寒波の影響で国内道路の約4割が破損した。だが、長引く経済低迷でこうした道路の修繕費用も調達できない自治体が数多く出ているという。(c)AFP