【3月2日 AFP】総務省が2日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は、前月から0.3ポイント改善した4.9%だった。市場予測の5.1%も下回った。男女別では男性が前月から0.1ポイント下がった5.2%、女性が同0.5ポイント低下の4.6%だった。

 厚生労働省が同日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)も、前月の0.43倍から0.03ポイント改善して0.46倍となった。

 中国向けを中心に輸出が回復したことや政府の景気対策により、日本は2009年第2四半期から第3四半期にかけて、戦後最悪の景気後退を脱したとみられる。だが、その一方で、長引くデフレや消費者の買い控えが経済回復の障害となっている。(c)AFP