【3月1日 AFP】ビルの外壁を使って巨大広告を掲示する「スーパーグラフィック」と呼ばれる広告手法が、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で物議を醸している。

 ロサンゼルス市当局はこのほど、市内12か所に掲示された巨大広告について、生活妨害にあたり違法だとして、市内の27企業・個人を相手取った訴訟を起こした。

 同市の代理弁護士によると、違法なスーパーグラフィック広告の掲示1日あたり最大5000ドル(約45万円)、高速道路沿いのものについては1万ドル(約90万円)と1日につき100ドル(約90円)の罰金を求めている。

 同市の屋外広告規制をめぐっては、規制を徹底させようとする市側と企業側との間で長年係争が続いている。訴えられた企業の1つ、ワールド・ワイド・ラッシュ(World Wide Rush)は、市の広告規制法そのものが違法だとして、第9巡回控訴裁判所に提訴している。(c)AFP