【2月19日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)は18日、金融機関向けの貸出金利(公定歩合)を年0.5%から0.75%に引き上げることを決めた。19日から実施する。金融市場が改善してきていることを受けた措置だという。

 また、18日から連銀窓口貸し出し(プライマリークレジットローン)の貸し出し期間を最長30日から翌日に短縮した。1月下旬の米連邦公開市場委員会(Federal Open Market CommitteeFOMC)で決定した政策金利の誘導目標(年0~0.25%)は変更しない。

 FRBは今回の変更について、「家庭や企業にとって金融条件の引き締めにつながるとはみていない。経済や金融政策見通しを変更する合図ではない」と強調し、金融政策の見通しは1月の米連邦公開市場委員会(Federal Open Market CommitteeFOMC)の時点とほぼ同じとしている。

 前月26~27日のFOMCでは、政策金利の誘導目標が年0~0.25%に据え置かれた。FOMCは、経済状況の見通しにより、政策金利の長期にわたる低水準は正当化されるとしていた。(c)AFP/P. Parameswaran