【2月9日 AFP】米国でトヨタ自動車(Toyota Motor)のハイブリッド車「プリウス(Prius)」を購入した女性が5日、ブレーキの不具合を理由にトヨタに損害賠償を求める訴訟を起こした。

 この女性はカリフォルニア(California)州在住のエレイン・ミラー(Elaine Miller)さん。ロサンゼルス地裁に提出された訴状によると、ミラーさんは昨年、2010年型プリウスを購入した。だが、購入直後から何度もブレーキに異常が起き、減速や停車に支障をきたしたことから、トヨタを保証義務違反と不履行で訴えたという。請求額は明らかにされていない。

 ミラーさんの弁護士によると、トヨタが前月21日に発表したリコール(無料回収・修理)対象には2010年型プリウスおよび2010年型「レクサス(Lexus)HS250h」が含まれていないことから、ミラーさんは同ハイブリッド2車種の所有者を代表して集団訴訟の形式をとったという。 

 トヨタのリコール問題に関しては、すでに複数の訴訟が起こされている。(c)AFP