【2月8日 AFP】会社更生法に基づき経営再建中の日本航空(Japan AirlinesJAL)は、米デルタ航空(Delta Air Lines)との事業提携交渉を白紙撤回し、米アメリカン航空(American Airlines)との提携を維持する方針を固めた。各メディアが8日、報じた。
 
 約2兆3200億円の負債を抱えて前月に会社更生法の適用を申請した日航との提携をめぐるデルタとアメリカン両航空との攻防は、日航が航空連合「ワンワールド(Oneworld)」メンバーのアメリカンとの提携を解消し、デルタが参加する「スカイチーム(SkyTeam)」に移籍するとの見方が優勢となっていた。

 だが、朝日新聞(Asahi Shimbun)などによると、日航の新経営陣や管財人の企業再生支援機構は、航空連合の移籍はコストがかかるなど日航再生のうえでリスクが高いと判断し「ワンワールド」への残留を決めたもようだ。決定は、週内にも発表される見通し。(c)AFP