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日航の救世主となるか、稲盛氏の横顔

  • 2010年01月20日 21:13 発信地:東京
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都内ホテルで開かれた「第6回世界経営者会議(Nikkei Global Management Forum)」に出席する京セラ(Kyocera)の稲盛和夫(Kazuo Inamori)名誉会長(2004年10月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA

【1月20日 AFP】日本航空(Japan AirlinesJAL)の経営再建を託された京セラ(Kyocera)創業者の稲盛和夫(Kazuo Inamori)名誉会長(77)は、名高い起業家で、経営の師と仰がれ、臨済宗の僧籍を持ち、「運輸業界の素人」を自認する人物だ。

 日航は19日に会社更生法の適用を申請し、西松遙(Haruka Nishimatsu)社長が退任。後任には稲盛氏が内定している。

 稲盛氏は前週、日航の最高経営者(CEO)就任要請を受諾し、会見で「運輸業界は素人だが、精いっぱい努力したい」と語っていた。

 また、前原誠司(Seiji Maehara)国土交通相は19日、「外部の血を入れて」経営を抜本的にやり直して行くと語った。

■稲盛氏の横顔

 稲盛氏は、京セラのほか、第二電電(DDI、現KDDI)も設立した。KDDIは現在、日本第2の電気通信事業者。また、規制緩和の支持者で、引退後の1997年に臨済宗の僧侶となる「得度」を受けた慈善家でもある。

 また、独自の経営手法「アメーバ経営」を考案した。小集団ごとに「アメーバリーダー」の指導のもとで計画を立て、全員の知恵と努力によって目標を達成する。そうすることで、全従業員が主役を担うというものだ。

 稲盛氏は、著書『敬天愛人―私の経営を支えたもの(Respect the Divine and Love People)』の中で、自らの経営哲学について、これまでに乗り越えてきた多くの障壁から導き出されたものだと説明する。

「私は、経営や人生の局面において、壁に突き当たり、悩みもがき苦しむとき、そのつど人間として何が正しいかという原点に立ち返ってものごとを考え、その原則に従って行動してきた」(稲盛和夫氏)

 第2次世界大戦(World War II)時の空襲で自宅を失い、13歳で結核を患った。その後、工学部で学び小さなセラミック会社を設立。これが京セラに発展した。

 また、米経済誌フォーブス(Forbes)の長座番付によると、資産総額は9億2000万ドル(約836億円)で日本第28位の資産家。

 稲盛氏は、企業再生支援機構から3000億円規模の公的資金の出資と、同機構と政策投資銀行から6000億円規模のつなぎ融資を受け、人員1万5600人を削減して日航の経営再建に挑戦する。(c)AFP/Daniel Rook

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